請願第1号「三重県営五十鈴公園への立体駐車場建設に関する請願」

2026年3月定例会

3月16日に立体駐車場について考える宇治館町主婦の会から提出された請願の紹介議員として本会議で請願の説明をいたしました。

文字おこし

本日、私は請願第1号「三重県営五十鈴公園への立体駐車場建設に関する請願」の紹介議員として、その趣旨を説明いたします。  本請願は、「立体駐車場について考える宇治舘町主婦の会」を代表とする市民有志から提出されました。現在計画されている大規模な立体駐車場建設に対し、公園環境の保全という観点から、計画の再検討を求めるものです。

まず、この請願とともに提出された署名の状況について報告いたします。  
直筆署名は、約5週間という短期間で計3,476筆にのぼり、そのうち伊勢市内の方は2,432筆です。また、オンライン署名は約3週間で2万4,506筆に達し、関連動画の再生数も8万3,000回を超えています。これらの数字は、地元住民のみならず、多くの方々にとって、本件が極めて関心の高い事案であることを示しております。
 市の計画によれば、駐車場は敷地面積3,600平方メートル 高さ20メートル、収容台数約800台という規模です。この建設に伴う影響について、請願者が独自に現地を調査・計測した結果によれば、長年成長してきた樹木約100本、および20本近くのソメイヨシノが伐採の対象となる見込みであるとしています。

請願項目は以下の2点になります。

第一に、憲法および条例に基づく環境保全の観点です。日本国憲法第25条、および「伊勢市環境基本条例」の精神に則り、良好な環境を市民共有の財産として維持し、将来の世代に継承していくせきむを果たすことを求めています。
一度損なわれた自然や景観を、後の世代が取り戻すことは極めて困難であるというのが請願者の主張です。

第二に、都市公園としての本質的なあり方についてです。「緑化の程度は、その土地の行政の文化度の指標である」という認識のもと、公園の緑と桜を保全し、文化都市としての 伊勢にふさわしい計画となるよう求めています。
本請願は、観光振興を否定するものではありません。観光に携わる方々の尽力や、渋滞対策の重要性は請願者も十分に理解しております。しかし、その対策の場として「市民の憩いの場である公園」が本当に最適なのか、今一度立ち止まって再考すべきではないでしょうか。 短期間で寄せられた2,400筆を超える市内署名、そして全国から寄せられた2万以上の声を重く受け止め、議会として慎重な審議を行う必要があります。議員各位におかれましては、請願の趣旨を十分にご理解いただき、本請願を採択し、行政に対して計画の再検討を促していただくようお願い申し上げ、私の説明といたします。

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